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寝室が寒いと脳卒中や心筋梗塞の危険が (2011/2/22)

寝室が寒いと脳卒中心筋梗塞の危険が

寝室を温かくして、ナイトウェアや布団は少なめに

年齢によって、寝室の温度には特徴があります。若い人は室温が高めのことが多く、高齢者は低めにしがちです。高断熱の住宅で育ってきた若者は、寝室も温かくしておくものと思い、高齢者は眠っている間に部屋を暖めておくのはもったいない、と思うからでしょう。

高齢者は室温が低い代わりに、衣類を多く着て、布団もたくさんかけて眠ります。下着と寝間着を合わせて5枚以上も着たうえに、毛布や電気毛布、厚い布団にくるまっている人もいます。

寝床内の温度からいうと、部屋を暖めても布団をたくさんかけても同じ効果なのですが、後者では気をつけなければいけないことが2つあります。

まず、布団が多いと重くなり、寝返りが妨げられます。寝返りは、寝床の中の温度や湿度を調整するほかに、睡眠の段階を替えるきっかけにもなっています。ですから、自然な寝返りができないと、睡眠の質が悪くなってしまうのです。

さらに、寝床の中と部屋の温度に大きな差があると、目覚めて布団を出たときに血圧が急上昇し、脳卒中や心筋梗塞の危険が高くなります。高齢者はもともと血圧が高く動脈硬化が進んでいる人が多いので、夜中や明け方に起きてトイレへ行くときは、十分に気をつけてください。

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