食事をとってどのくらい経ってから性行為をすることが多いですか？

性行為を計画した場合でも、夕食をふつうに食べ、会話を楽しみ、疲れをいやしてからベッドに向かう方が多いと思います。今回の結果でも、食後3時間よりもあとで性行為をすると回答された方が全体の36％と多くを占めました。「相手の気持ち」や「その場の雰囲気」を大事にされているということだと思います。

EDの場合、いつもと違う行動パターンは過度の緊張や焦りにつながりやすいので、できるだけふだんと同じ自然体を維持すること、つまりリラックスした状態が必要なのです。いつもと違う行動パターンは、ストレスとなって体に作用し勃起障害を引き起こすからです。ストレスなどは、勃起の働きを阻害するのに対し、「楽しいことをしたい」「おいしいものを食べたい」といったストレスのないリラックスした状態が、性行為を構成する重要な要素のひとつなのです。

EDの手助けをするED治療薬が、現在3種類あります。ED治療薬は、あくまでも勃起の機能を正常化させるものであり、性的な刺激にごく普通に反応し、ごく自然に性行為ができる状態を作り出すものです。たとえばED治療薬の中には、食事の有無や食事の内容（脂っぽい食事をしたかどうか）が効果の発現に影響する薬、長時間効果が持続する薬など薬によって特徴があるわけですが、利用頻度や他に患っている病気の有無、年齢など医師と相談した上で、どのED 治療薬を選ぶのかは最終的には本人の自由です。