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- 中絶薬--分娩と同様の方法を用います (2010/11/3)
中絶というのは中絶薬の服用によって中絶する方法をいうわけですが、日本では通常行われていませんが、手術等によって胎児を母体外に取り出すこともあります。
中絶方法には、手術で行うものと薬で行うものがあります。手術による中絶の方法は、妊娠中期(12週以降)と初期(12週以前)で異なります。これは胎児の大きさがどの程度かによって、分娩と簡単な手術で行える場合と同様の方法で行う場合が分かれるからです。
しかし薬による中絶は、手術によるものと比べてデメリット?メリットの両方があり、母体の状態によって多量出血などが発生し手術が必要になる場合も稀にあり、容易に考えられるものではありません。
薬による中絶の方法での成功率は92〜95%ほどと言われていて、母体の状態により稀に多量出血などが発生し、手術が必要になる場合もあります。成功率は92〜95%程度であり、薬の副作用も強く、数時間から数日は頭痛、吐き気、下痢、出血、強い腹痛などの症状を伴います。
中絶を行う際に使用する薬品はミフェプリストン、一般的RU-486にはと呼ばれる薬で、妊娠状態を維持するのに必要なプロゲステロンというホルモンの作用を強制的に止めることで、流産を引き起こさせるものです。
この薬品は2004年には個人での販売?譲渡が禁止されていて、医師の処方に基づいた場合にのみ利用することが可能となりました。使用可能な時期としては妊娠後49日以内で、その他の場合や子宮外妊娠は利用できません。また、妊娠12週目以降の中絶の場合、プレグラディン(プロスタグランジン製剤)という薬を使用して人口的に陣痛を起こし、分娩と同様の方法を用います。
一般的に、中絶の時期は妊娠12週程度までと言われています。12週目以前、もしくは体重が500g未満の場合は流産として扱われる。これは、胎児が妊娠12週以降になるとある程度の大きさになり、12週目以降、または胎児の体重が500g以上の中絶は死産としての扱いとなり、分娩と近い形でなければ胎児を摘出できない事と、妊婦が死産届けを提出する必要が出てくるからです。
このため、母体保護法による規定では妊娠21週6日までは中絶を行えますが、12週以前に行われる事がほとんどとなっています。