龍眼肉（リュウガンニク）は、中国原産で亜熱帯地域に栽培されている常緑喬木でムクロジ科の龍眼の果実のことをいいます。果肉は生のまま食べられます。果汁が多く特有の香りがあります。ビタミンA、B１、ブドウ糖、ショ糖、酒石酸などを含んでいて、滋養強壮、鎮静、健胃作用があります。漢方薬としても用いられ脾臓への血流改善効果があり、貧血の予防に有効です。また、健忘症にも用いられています。

　龍眼は、ライチに良く似た瑞々しさと甘みを持った風味豊かな果実。龍眼肉は、その果肉を甘く煮てから半乾燥させた、ドライフルーツの一種です。
龍眼の主成分は果糖。自然な甘さだけでなく、B1、B2、B6、Cなどのビタミン類も豊富に含まれています。

【お召し上がり方】

　そのまま食べてもプルーンのような濃厚な味わいが楽しめますが、アレンジするなら陳皮や桂皮などと一緒に煮て、ヨーグルトなどにかけるソースにしたり、なつめと一緒に甘く煮含めたりして、デザートとして使うのがおすすめ。また龍眼肉を焼酎に漬けた龍眼酒にしても、手軽にその栄養価が楽しめます。